1988年3月21日横浜生まれ・東京育ち。
12歳の頃、受けるべくしてロックミュージックの洗礼を受け、
2003年高校入学と共にロックバンド「むらさき」結成。ギタリストデビュー。
使用機材:Gibson Les Paul Custom black, Gibson Firebird '76 black
(同年9月のデビューライヴ2daysは翌年カセット音源としてリリースされ、
5年の歳月が流れた今でも、その荒削りでスリリングな演奏から名盤との呼び名が高い。)
2005年10月、最初で最後のライヴ音源「むらさきのまむらさき」(廃盤)
自主リリースと共に、惜しまれつつバンドは解散。
行き場を無くしたギタリストは、間もなくして、加藤義明(ex.村八分)氏とのデュオで活動再開。
約ウン十歳の年齢差を飛び越え、アコギとエレキのコンビネーションでその活動範囲を広げる。

しかし、その間も引き続き個人的に行われていたバンドメンバー探しは難航の色を増し………
そんなとき、ひょんなことからその手に舞い込んだRegal製ドブロギター。
この突然の出会いを皮切りに、いよいよ"Chihana"としてのソロ活動を開始。
2007年7月、新宿Club Doctorでのイベント「東京トンネル vol.1」にてソロデビュー。
翌年1月23日、吉祥寺曼荼羅でのライヴ会場にて
ファーストデモ音源"Rough&Ready"(廃盤)を発売。
使用機材:Regal Resonator Guitar wood body, Eastwood Delta 6 cherry burst
同時期、古くからの仲間であるシンガーソングライターのDeeと共に、
カントリーデュオ"Broken Country Girls"として活動開始。
コズミックカントリーをテーマに据え、東京/茨城を中心にアメリカ西部の風を吹かす。
  
そして2009年2月25日、デビューミニアルバム"Sweet Nothings"(7曲入/¥1,000)発売。
取扱店:各ライヴ会場、Tower Records各店、Disk Union各店、Amazon.co.jp、CD Baby、他
この頃より、メインギターは'70 Dobro社製リゾネーターに。(生前の加藤一彦氏より譲られたもの)
アルバム発売後は、Donnie Fritts、Dan Hicks、Chip Taylorなどの来日公演オープニングアクトをつとめ、
Chihanaだけが歌うことを許された楽曲"Guitar Girl"を、Chip Taylorより贈られる。
またドブロ以外に、マンドリン、バンジョー、ワイゼンボーンにも手を伸ばし、
ソロ活動に加えて、町田謙介、hanna、ダブルマンダラ、ChihanaとSatoshi、CELiCA&THE ORiENTSなど
人脈/活動範囲を多方面に広げる。
2011年2月より、自主企画"Where's My Blues?"を開催、
「次世代のブルース」をテーマに据え、今日のブルース界における若い才能を世に提示している。


Whispering The Blues〜21世紀の不穏さを歌うChihanaのブルーズ
サウンドホールが金物のドブロギターは、弦のテンションも高く、
現在でも殆どの奏者が右手をザクザク、力強くカッティングしないと
ドブロならではの遠鳴りのするサウンドは得られないと思われている。
これをChihanaは、アンプリファイドし、フィンガーピッキングも行い、
所謂戦前ブルーズとかのドブロサウンドとは、似て非な、ある種やわらかなサウンドを紡ぎだす。
ギター片手の勇姿からBonnie Raittを引き合いに出されることもあるが、
その歌声はゆったりと、時にけだるい響き。
Chihana自身はBessie Smithなどの戦前の女性シンガーも好むようだが、
彼女が発する世界はむしろ、Tracey ThornやNicoの脱力感に通じている気がする。
こうした持ち味をして、Fred McDowell〜Rolling Stonesのクラシック"You Got A Move"、
James Carrの米南部の夜の道ならぬ恋を歌った"Dark End Of The Street"、
またステージではThe Roostersの"Leather Boots"など、
嗜好性こそつかめど、縦横無尽なレパートリーで、聴く者を独自のChihana Worldへ誘う。
のってないようで、揺れている。穏やかなようで、ヒリヒリとした感じ。
20世紀アメリカ音楽文化の独自な、一人称による素敵な解釈。
自身のレーベルを立ち上げ、活動を開始するや、各地ライブスポットから多くの誘いを受け、
加藤和彦氏の新バンド・Vitamin Q、Dan Hicks、Donnie Fritts等のオープニングをつとめるなど、
今、急速に注目を集めている。
20世紀アメリカの大事な遺産を掘り起こし中のChihanaは、21世紀の不穏な空気の中の歌姫なのだ。
【本根誠 ramblin'/essence inc.】
©Chihana All Rights Reserved.